この記事はこんな方におすすめです。
- 社内公募に応募しようと思っている人
- 社内公募に落ちてしまった事がある人
- 書類選考で「貢献できること」という設問がある人
社内公募の書類選考で「合格後に貢献できること」という設問がよくあるかと思います。
この設問は大変重要で、その回答が合格を左右します。
本記事では、社内公募に一度落ちた事があり、そこから対策を練り、合格する事ができた私が
「合格後に貢献できること」という設問に対する対策を例文を交えて解説してまいります。
【社内公募を成功させる】受かる人の特徴5選!合格経験者の徹底解説
また、対策の一つとして、転職サイトに登録すると以下のようなメリットがあります。
- 情報収集
- 選考の練習
- 多くのジョブチェンジ候補をつくる
社内の異動なのに、転職サイトに登録する必要があるの?
社内公募はライバルもいるし、選んでもらうために対策が必要で、転職と同じ要素が多いんだ!
無料で情報が取れるし、もし転職の方が自分に合っていたら方向修正できるし、まず登録してもいいね!
【おすすめサイト3選】
「合格後に貢献できること」を採用側が聞きたい理由
なぜ採用側は「合格後に貢献できること」を聞いてくるのか、その理由を理解して対策を練りましょう。
その3つ理由を解説いたします。
- 求めている人材か見極めるため
- その部署で働いてくれるイメージをするため
- 希望部署で働くことへの意欲を確認するため
求めている人材か見極めるため
1つ目の理由は「求めている人材か見極めるため」です。
つまり、応募者がどのようなメリットを生んでくれるかを確認しています。
自己PRにも似た理由です。
その部署で働いてくれるイメージをするため
応募者がどのように働き、貢献をしてくれるのかを採用側がイメージできることで、
実際に働き始めた時に、両者にギャップが生まれないようするために聞いているというのが2つ目の理由です。
マッチングしていると思ってもらうことを目指しましょう。
希望部署で働くことへの意欲を確認するため
最後の理由は「希望部署で働くことへの意欲を確認する」ためです。
多くの場合、採用側は人事部と希望部署の担当の方が、選考を担当します。
希望部署からすると、これから一緒に働く人を選んでいるということになります。
すぐにモチベーションが下がってしまいそうな、続けてくれなさそうな人は避ける傾向があります。
「貢献できること」を書く前の準備が重要
社内公募は社内異動でありながら、転職のように自ら手上げをして
希望が被る人がいれば競合するような「転職」の一面を持っています。
希望する部署がどんな人材を求めていて、また自分が求めているものはなんなのか
それらが「マッチング」する時に社内公募に合格する事ができます。
そこで必要になってくる準備が「自己分析と情報収集」です。
自己分析
採用側にしっかりと自分の実績を伝えるためには
まず、自分で自分の経験を振り返る「自己分析」が必要です。
- 自分にはどんな実績があるのか
- その実績はどのように工夫することで実現できたのか
- その経験から何を学んだのか
人に説明できるまでになるためには、まずは自分で自分を納得させる事ができるくらい
深く自分の経験を振り返る事が重要です。
情報収集
冒頭にお伝えした通り、社内公募は採用側と応募側の
マッチングができた時に成功するものです。
いくら自己分析から、論理的に自分の実績の要因や得たものを説明できたとして
採用側の求めていることと自分のマッチングなくして採用にはなりません。
どんな人材が求められているのかを知り、それにあった自分の「強み」をアピールしてください。
「合格後に貢献できること」を書く際のコツ
自己分析と情報収取ができたら、実際に「合格後に貢献できること」を書いていきますが
以下のように大枠のフローを意識して作成をしていくと
論理的に説明ができ、また内容のブレが少なく、わかりやすく伝える事ができるためおすすめです。
「貢献できること」の説明フロー
- 貢献できること (結論)
- エピソード・背景 (根拠)
- まとめ(新たな経験からの成長する意欲)
まずは今までの経験が「こんな形で活かせる」と結論から始めましょう
その結論を補足するために、次にエピソードを話すと聞く側も理解しやすいね
自分のエピソードを具体的に入れることで、他の人と被らないし、より根拠づけができるよ!
まとめではどんなことを書けばいいの?
意欲を示すためにも、今までの経験+これから得る経験をもとに、さらにこんな成長や貢献ができると伝えることをおすすめしているよ!
例文
貢献できることの説明フローをもとに、作成してみましょう。
「貢献できること」の説明フロー
- 貢献できること (結論)
- エピソード・背景 (根拠)
- まとめ(新たな経験からの成長する意欲)
以下の例文を参考に、「合格後に貢献できること」を作成してみてください。
例文(335字)
私は学生時代の留学経験と5年間営業の経験をもとに、自社製品を海外で販売する業務で貢献ができると考えている。(結論)
営業時代には、毎日顧客の元へ訪問することで、売り上げを上げるだけでなく、自社製品の知識を増やす事ができた。また、現場での使われ方を学ぶことで、現場のニーズを拾い上げることを心がけてきた。その経験から、顧客にニーズに合わせた提案の重要さを学ぶこととなった。(根拠)
海外へ自社製品を販売していく際には、英語のスキルと、製品の魅力を伝える知識や経験が活かせると考えている。
私のこれまでの経験を活かし、貴部では海外へ自社製品を拡販する業務で貢献をしていきます。また、営業経験、貴部での経験を活かし、5年後にはさらにグローバルで新規開拓をし、拡販するような貢献をしたいと考えている。(まとめ+その次の貢献)
上記はあくまで例文ですので、
このフローを参考に、自分や希望部署にあった内容にしたり
より詳細なエピソードを盛り込むなどし、オリジナルな根拠づけをしてみてください。
まとめ
本記事では社内公募に受けるための「合格後に貢献できること」の設問への回答方法について解説をしました。
採用側がこの設問を用意しているのには理由があります。
- 求めている人材か見極めるため
- その部署で働いてくれるイメージをするため
- 希望部署で働くことへの意欲を確認するため
この理由に応えられるように、回答を準備する必要がります。
また、回答準備の前に、「自己分析」と「情報収集」を必ず実施しましょう。
自分にできることと採用側の求める人材がマッチングしていると認識されることで社内公募に合格する事ができます。
自己分析と情報収集がしっかりとできたら以下のフローに沿って「合格後に貢献できること」を作成することで
内容にブレがなく、論理的に伝わりやすい回答を作りやすくなります。
「貢献できること」の説明フロー
- 貢献できること (結論)
- エピソード・背景 (根拠)
- まとめ(新たな経験からの成長する意欲)
最後に、社内公募の練習や、より多くの情報を収集すること、自分のキャリアの可能性を広げるためにも、社外への転職を平行して実施することをおすすめしております。
【おすすめサイト3選】
若年層の転職を熟知したキャリアアドバイザーがフルサポートします。
強みや弱み、どんな仕事が向いているのかなど、キャリアアドバイザーと一緒に自己分析ができるので、納得のいく転職活動が可能です。
ランスタッドでは少数精鋭の敏腕コンサルタントが、皆さま一人ひとりの専任担当者として、初回面談から転職の成功まで、責任を持ってサポートします。
特に消費財、製造業、管理部門でハイクラスを目指す20代後半~30代の方の転職にフォーカスしており、国内でも屈指の成功実績を誇ります。