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こんな経験をしたことはありませんか?
会社内の転職活動である「社内公募」を活用し、社内外に転職先候補を持つことで、不安を取り除くことができます。
私は転職を本気で考えた際、社内公募も選択肢として考え、結果、転職せずに生活を好転させることができました。
今ではずっとやりたかった仕事に携わることができており、サービス残業も減ったことで家族と過ごす時間も格段に増えました。
社内での転職といえど、部署が変わると業務内容や労働環境、職場の雰囲気、対人関係などはガラッと変わりますので、今の部署が自分に合わなくても、社内で自分に合った職場を見つけることはできます。
社内での選択肢もある中で、後戻りできない転職を選ぶことは危険です。
この記事では、社内公募の経験者の私がメリットとデメリットを解説します。
初心者が社内公募を選択肢に入れるべき理由をまとめた記事になります。
こちらもあわせてご確認ください。
社内公募とは社内の転職
社内公募とは会社の中での転職です。
近年は就職、転職の売り手市場が続いている影響で、転職や退職による人材流出を防ぐため、社員と業務のマッチングをするに多くの会社で社内公募制度を導入しています。
仕組みは企業内で行われる求人募集のことで、既存の社員が他の部署やプロジェクトに応募して異動するもので、応募者にとってみれば社内での「転職活動」です。一度会社を辞めてから入社をする「通常の転職」に比べ多くのリスクを回避できます。
私の場合は、社内公募を使い以下のようなメリットがありました。
ただの異動と違う点は「自分でキャリアを描ける」という点です。
社内公募は社内の求人情報や異動の情報をオンラインのポータル等(社員だけがアクセスできるサイト)で公開していることが多いのでこれらの情報を積極的にチェックしてみてください。
社外への転職はこちらから。
若年層の転職を熟知したキャリアアドバイザーがフルサポートします。
強みや弱み、どんな仕事が向いているのかなど、キャリアアドバイザーと一緒に自己分析ができるので、納得のいく転職活動が可能です。
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メリット13選
ここからは社内公募でジョブチェンジすることのメリットを
3つの分類に分けて解説いたします。
【1】ワークライフバランス編
ライフワークバランスを良くすることは、ジョブチェンジにチャレンジする理由の1つだと思います。転職や単なる異動では得られない、社内公募のメリットが以下4つになります。
ワークライフバランスへのメリットについてまとめた詳細記事が以下です。合わせてご確認ください。
経験談|社内転職できる社内公募のメリット!ワークライフバランス編
①自分にあった職場を見つけられる
会社は同じでも、部署や業務内容、上司によって、実際の負担や職場の雰囲気、ルール等はかなり違うといえます。
社内公募では転職せずに、自分で自分に合う職場に応募するができるのがメリットです。
特に新卒入社などは、自分で選ぶというよりは、人事部の人が適性を判断して配属されますので、それが本当に自分にとって正しいかはわかりません。
自分のしたい仕事につくこと、雰囲気のいい部署に行くこと、人間関係がギスギスしていない部署に行くこと、尊敬する上司先輩のいる部署に行くこと、これらはストレスフリーの要因になるので、ワークライフバランスにつながります。
②転職しなくていい
転職するためにはかなりの労力がかかりますし、それで本当にワイフワークバランスが良くなるのかもわからないですよね。
転職では上記のようなステップが必要になり、
他にも「家族の説得」「引越し」「保険証の変更」「育産休が取れない」などなど、数えたらキリがないほどやることが増えてきます。
社内公募の場合は上記表の太字部分やその他のめんどくさい部分が不要になります。
③勤務地を選べる
社内公募の場合、公募要領に「勤務地」の記載もほとんどあるかと思います。ない場合でも人事部に確認するといいでしょう。
私の場合は、メーカーの営業職で、全国の転勤族で結婚等もあり、5年間で5回ほど引越しもしました。
全国転勤を辞めたい、東京や地元近くに帰りたいという方にも社内公募で勤務地を選んだ異動はメリットがあります。
④給与が下がらない
転職する際に、福利厚生や労働条件、残業なしなどの面を考慮すると給料が下がることがかなり多くあります。
給料が下がると
- 生活に余裕がなくなり
- 趣味を我慢しなければなくなったり
- 家族に迷惑がかかったり
- 引越しを余儀なくされたり
と生活を良くするはずがかえって苦しくなることは避けたいですよね。
社内公募の場合は、「異動」と同じく給与形態は同じなので給料が下がることはありません。
給料をさげずに、転職と同じように自分に合った場所に身を置き、ワイフワークバランスを改善することができます。
【2】低リスク・低負担編
社内公募は低リスクにジョブチェンジができることがもう1つの大きなメリットですので、以下の4点を解説いたします。
低リスクの理由についてまとめた記事が以下です。合わせてご覧ください。
【社内公募】転職と並行してリスク低減!社内の他部署も転職先候補に
⑤情報収集しやすい
転職する際に必要になるのが、希望する会社の情報収集ですよね。
自分の求めていることが実現できる会社なのか、また志望動機や自己PRを書く際にどんなことを書くといいのか参考にするためにも情報収集は必要です。
社内転職であれば自分がすでに会社にいるので、簡単に情報収集できます。さらに情報があると失敗しづらいです。
すでにその希望部署にいる同期や先輩から雰囲気や実際の労働環境、部長はどんな人なのか聞くことができますし、隣の部署からでも雰囲気がわかったりします。
社内サイトなどからも実際の仕事などがわかりますので、社外から見るよりも簡単です。
情報収集の方法についてまとめた記事がこちら。ぜひ合わせてみてください。
⑥転職活動に活かせる
社内公募の準備が転職活動に活かせる、転職の準備が社内公募に活かせるというメリットがあります。
社内公募も転職も、準備において共通部分があるからです。
例えば、「自己分析」。
まずは自分がどんなことを求めてジョブチェンジをしようとしているのか、自己理解をする必要があります。これを抜きに仕事を変えても、自分が本当に求める仕事に就くことはできず、自分に合った職場に巡り会えません。
この点は、採用側も見ています。
「この人は本当にウチに向いているのか」「ここにきてもちゃんと仕事を続けてくれるのか」
自己分析は自分にも採用側にとっても必要なステップです。
言い換えると同じことをしているので、社内公募と転職の両方を並行しても負担になりづらいです。むしろ並行することで自分のキャリアの選択肢を増やし、多くの選択肢から選ぶことができます。
多くの選択肢から選んだ答えは、自分にとっても納得感のあるものになります。
⑦会社内のルール等が変わらない
転職をした場合に新しい会社のルールになれるのって、地味に大変な部分です。
例えば立替費用の精算や使用するPCやスマホが変わることなど。
社内公募であれば部署や勤務地が変わっても、ルールや規定等は変わりません。
仕事に慣れないことがあっても、その会社自体での経験はあるのでゼロからスタートすることにはならないので、この点もおすすめの理由です。
⑧失敗できる
社内公募は失敗しても大丈夫です。採用されなくても仕事は無くなりませんし、その会社にはいるのでなんとかなります。
一方、転職に失敗すると後戻りはできません。
労働条件、人間関係含め、こんな会社だと思わなかったと失敗してしまうと「何年か我慢してみる」か「もう一度転職をするか」2択になります。
さらに、転職してすぐの転職は次の就職の際に不利に働くおそれがあります。採用側としてはすぐにやめてしまう人と見られてしまうからです。
失敗しないためにも、自己分析と情報収集を徹底する必要があります。
しかし、社内公募の場合、情報収集のしやすさから失敗しづらいことに加え、
もし社内転職をしても自分に合った職場はなかったと思ってから、社外に転職先を求めても間に合います。逆の順序は不可能です。
社外への転職はこちらから。
【3】キャリア編
ジョブチェンジをする理由として、キャリア形成を上げる人はかなりいると思います。ただ社内で異動するより、自分で選べる社内公募がおすすめです。以下の5つのメリットについて解説いたします。
⑨自分でキャリア形成ができる
ただの社内での異動と違い「自分でキャリア形成ができる」ことがメリットです。
異動は受け身ですが社内公募は攻めになります。
受け身の姿勢で、上司や人事任せのキャリアではなく、自分で道を作りましょう!
⑩今までのキャリアがリセットされない
転職をした際にデメリットになってしまう、キャリアや実績がリセットされてしまう点ですが、社内公募であれば今までの実績は積み重ねになります。
もし新しい部署ですぐに結果が出せなかったとします。
その場合、前の部署での実績があると「仕事できない人」すぐになることはなく、いきなりは慣れないよね、ゆっくり実績を上げていこうというマインドで見てもらえるなど、
会社として、今だけでなく過去も考慮してくれます。
また新しい部署でも、そんなこともできるの?あの仕事をしてたんだ!現場のこと教えて欲しい!とプラスに働くことが多いです。
大きい企業の場合、部署ごとに業務が分かれ、横のつながりがないことが多く、その架け橋のような存在になれると「求められる人材」になります。
私の場合、営業時代の医療現場での経験があるので、医療や治療、製品については上司より詳しいです。上司は海外駐在経験のある方なので、お互いに意見を出し合い、リスペクトし合える関係で仕事ができています。
⑪自分のスキルを活かす仕事ができる
得意なことを仕事でいかせてますか?
人と話すことや説明が得意なので営業をしたい。数字が得意なので経理がしたい。学生時代に経営を学んだのでマーケティングにいきたい。
もし、いかしたいスキルがあるなら社内公募にチャレンジしてみると良いと思います。
私の場合は、学生時代にアメリカに留学をしていたので、語学や異文化コミュニケーションのスキルを活用できるグローバルな部門で仕事をしたいと思い、現在の新興国貢献の部署に社内公募に応募しました。
人事や上司は見ているようで見ていないです。
自分のスキルは自分で活かす選択をしましょう。
社内公募にチャレンジするだけでも、人事部に対し、自分のスキルや思いを再度伝える機会になります。
⑫新しい人脈が増える
会社で仕事をする際、別の部署とのコミュニケーションは大切ですよね。書類上でも、形式的でも、このコミュニケーションがいまくいかず、変なところで足踏みするなんでこともよくあると思います。
社内公募で部署異動をすると、前後の部署の人が仲間になるので、人脈が増えるので、自分が仕事をする際に大変役に立つのはもちろんのこと、前後の部署が仕事でコラボする時などに架け橋となれば、大変重宝される人材になることができます。
自分にとっても部署にとってもスムーズにコミュニケーションが図れるのはメリットであり、会社にとっても「欲しい人材」です。
会社に知り合いが多いだけで、出社も楽しくなります。
⑬新しいスキルが身につく
社内公募で異動することで、現部署だけでは身につけることのできないスキルを身につけることができます。
志望理由にもつながりますが、「このスキルはこの部署で身につけられる」というものがあれば社内公募を活用し、キャリアアップすることがおすすめです。
会社にとっても2つ以上のスキル、部署の仕事をできる人は重宝されますし、そもそも社内公募に受ける人は、それだけで会社に認められています。
特に大きな会社では、部署ごとに仕事が完全に分かれてしまっていますが、違う部署がコラボすることによって新しいものを作り出せる時があります。そんな時に重宝される人材になることもできます。
私は前の部署で得た医療知識と、現部署の新興国貢献を合わせたプロジェクトを企画し、立ち上げ、プロジェクトのリーダーとして活躍することができております。
社内公募のメリット13選を
3つの分類に分けて解説いたしました。
デメリット5選
ここからは社内公募でジョブチェンジする際のデメリットを
上記3つの分類に分けて解説します。
【1】人間関係編
転職や通常の異動と違い、現部署の人と気まずくなる可能性がある点は、デメリットといえますので、以下2点について解説いたします。
社内公募の制度は会社それぞれあると思いますが、合格するまでは人事部と希望部署からの面接官以外には知られないことが多いです。合格から時間が空くケースも多いため、現部署の上司、同僚との関係に対してデメリットとなることもありますので対策を含め解説いたします。
①現部署の人と気まずくなる可能性がある
社内公募は自分でキャリア形成や自分に合った職場へ行くために活用するものですが、現部署の同僚や上司とは気まずくなる可能性はあります。
前向きな理由であれ、「現部署では達成できない夢」があるということは、一緒に仕事をしてきた仲間、今後もその部署に残る人にとっては「さみしさ」や「羨ましさ」がないことはないでしょう。
合格が決まるとその部署の部長には知られるので、早めに挨拶などはしておいた方がいいでしょう。気まずくなるとはいえ、異動してしまえばこちらのものです。夢を諦めるにはもったいない理由です。
社内公募で気まずい?上司同僚に知られた時の対策を経験者が徹底解説
②上司・同僚でとやかくいう人もいる
社内公募すること事前に相談したり、話すことでネガティブな意見を言われることもあります。相談相手を事前に精査することは重要です。
この部署であと○年やった方がいい
今の仕事から逃げるだけでしょ
そんな部署に行っても成長できない
こんなことを言ってくる人に事前に話してしまうとモチベーションが落ちてしまう可能性があります。合格まで知られないのであれば、話さない方がいいかと思います。
特にその部署でしか仕事をしたことがない方や、地方拠点におり、本社など他部署との交流が少なめの部署にいる方はネガティブな可能性がありますので、気をつけて相談をしましょう。
③現部署の評判はついてくる
転職と違い、良くも悪くも過去の悪い噂や、実績などの評判はついてきます。転職であれば、会社というコミュニティーを変えることになるので、リセットできますが、社内での異動はそうはいきません。
もし評判で良くないところがあるのであれば、「新しい職場で心機一転!」過去の反省を生かし実績を上げてみましょう。
社内外問わず、実績を上げることは求められます。
【2】採用者が内々で決まっている編
社内公募の中には採用される人が決まってる場合があります。
かなり大きなデメリットですので、見分け方を含め解説いたします。
④そもそも出来レースの場合がある
社内公募の場合、「ある特定の人に対して枠を作るような公募」があります。裏の事情は同じ会社の中でもそれぞれかと思いますが、公募元の部署が「この人をこのポストにしたい」と部署内で公募枠を作り、部署内などの特定の人に応募させるケースです。この場合は、その人以外が合格することはほぼ不可能です。
ではどのように見分けるかを解説します。
結論、応募資格をよく確認してください。以下のような記載があるものは怪しいです。
上記のように「特定の事業・領域での経験」を記載している場合は怪しく、部内の社員を引き上げるための公募の可能性大です。また出来レースでなくてもその部署が経験者を求めている以上、かなり難しいといえます。
「練習」や「人事部へのアピール」と開き直って応募するのはいいかもしれませんが、合格しなくても「出来レースだから」と落ち込む必要はありません。
反対に以下のような応募資格の経験の場合は出来レースとは考えづらいです。
出来レースを避けるためにも、希望部署の情報収集は必ずしましょう。
【3】給与・待遇編
転職と比べた際のデメリットがこちらになりますが、すべての社内公募がそうというわけではありません。解説いたします。
⑤すぐに給料は上がらない
転職と違い、給与面での条件のマッチングをすることがない、また給与形態も変わらないため、給料を上げたい人は社外でのステップアップがいいかもしれません。
一部、役職を上げるための社内公募もありますが、その場合でも合格から時間が空くことが多いためすぐにという訳にはいかないのがデメリットになります。
社内公募のデメリット5選を
上記3つの分類に分けて解説しました。
まとめ
社内公募にはメリットもデメリットもあります。両方を理解した上で、転職活動もあわせて「自分にあった職場選び」をすることを強くおすすめいたします。
デメリットを理解し対策することで、メリットを最大限に活かすことができますので、ぜひ社内公募を選択肢に入れ、ジョブチェンジに挑戦してみてください。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!!